MOFT スタンドのブラックは、デスクに溶けるか。
折りたたみスタンドは薄くて軽い。ブラックを選べば、MacBookを持ち上げながら存在を消せるか検証した。
※ 本記事はアフィリエイトリンクを含みます。リンク経由の購入で当サイトが報酬を得ることがあります。価格・在庫は変動するため、最新情報は各販売元でご確認ください。
デスクには、余計なものを置きたくない。スタンドはその考えと相性が悪い道具で、台座が場所を取り、デスクの見た目を複雑にする。MOFT はその問題に対して、「使わないときは MacBook に貼り付いている」という答えを出している。
構造と薄さ
折りたたむと3mm以下に収まる。MacBook の底面に貼り付けても、バッグに入れたときの厚みの差はほとんど感じない。展開すると、MacBook を15度と25度の2段階で立てられる。この角度が、長時間タイピングするときの首への負担を少し軽くしてくれる。
スタンドそのものの素材はポリウレタンとポリカーボネートで、安っぽさと過剰な主張のあいだに収まる、ちょうどいいマットさがある。
ブラックとしての整合
ミッドナイトの MacBook Air に黒の MOFT を組み合わせると、スタンドがボディの一部のように見えてくる。完全に溶けるわけではないものの、違和感は最小限に抑えられる。逆に、シルバーやグレーの MacBook に黒いスタンドを貼ると目立つこともあるので、効果は組み合わせ次第で変わってくる。
姿勢を変える道具
ノートPCスタンドは、見た目以上に体への影響が大きい。画面が数センチ上がるだけで、首の角度が変わり、キーボードの角度も変わる。MOFT は小さい道具でも、作業姿勢をほんの少し整えてくれる。大きなスタンドほどの安定感はない代わりに、持ち歩けることに意味が生まれる。
デスク環境を固定できるなら、もっとしっかりしたスタンドを使えばいい。MOFT は、移動先でも同じ角度を再現するための道具になる。場所が変わっても、作業の姿勢を少しだけ同じに保てる。
貼り付くことの良し悪し
MacBook に貼り付けるという構造は、便利さと引き換えでもある。本体の底面に何かを貼ることに抵抗がある人には向かない。見えない場所とはいえ、MacBook そのもののミニマルさは少し失われていく。取り外して使うスタンドのほうが、プロダクト単体としてはきれいに見える。
それでも MOFT を選ぶのは、持ち忘れないという一点による。スタンドは、必要なときに手元になければ意味がない。常に貼り付いているという構造は、その問題へのかなり実用的な回答になっている。
正直に言うと
接着で貼り付ける構造のため、何度も着け外しをしているとくっつきは弱くなっていく。持ち歩かずデスクに置きっぱなしにするなら問題ないが、毎日バッグに入れて運ぶなら、消耗はある程度見込んでおいたほうがいい。それでも、このサイズで展開できるスタンドは他に見当たらず、選択肢として正当に立っている。
デスクから消えているスタンドが、必要なときだけ出てくる。その在り方は正しい。