F/CE. TACTICAL BP、ポケットの多い黒いバッグ。

F/CE. TACTICAL BP、ポケットの多い黒いバッグ。

32Lで複数のポケット。F/CE.のTACTICAL BPはタクティカルギアの文脈を持ちながら、街で使える黒に仕上がっている。

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ポケットが多いバッグを選びたいのは、取り出すときに考えたくないという理由による。何がどこにあるかを把握できる整理の仕組みが最初からバッグ側に組み込まれていると、中を探す時間が減っていく。F/CE. の TACTICAL BP はその設計思想が徹底していて、32L の容量に対して、細かく仕切られた複数のポケットを持っている。

外観について

タクティカルギアの設計思想を持ちながら、見た目はミリタリーに寄りすぎていない。MOLLE システムに似た MOUNTING T SYSTEM が搭載されているものの、それ自体は目立たない構造になっている。カーゴパンツに合わせても、テーラードジャケットと合わせても、どちらでも機能する中間点に立っている。

素材は Cordura re/cor で、100%リサイクルナイロンになる。420デニールの厚みは、剛性と軽さのバランスが取れている。ブラックはこの素材の艶消し感と相性がよく、使い込んでも見た目が落ちにくい。

ポケット構成について

フロントに複数のポケット、サイドにアクセスしやすい縦長のポケット、背面にラップトップスリーブ。EDC 的な整理、つまり「よく使うものを素早く取り出せる場所に置く」という運用が、そのまま成立する設計になっている。毎日同じものを同じ場所に入れる習慣がつくと、バッグを開かなくても手が動くようになる。

32Lという容量

32L は、日常用としては大きい。ただ、PC、着替え、ポーチ、ガジェット類をまとめて入れるなら、この余裕が効いてくる。小さいバッグに詰め込むと、取り出すたびに中身を組み替える必要が出るが、容量に余白があると、荷物の配置が固定されていく。

黒い大きなバックパックは、下手をすると重く見える。ただ TACTICAL BP はポケットの分割と素材の表情があるぶん、ただの大きな黒い袋にはならない。構造が見えることで、大きさに理由が生まれてくる。

街で使えるタクティカル

タクティカルという言葉は、街では過剰に見えることがある。ミリタリー感が強すぎると、服よりバッグが前に出てしまうためだ。TACTICAL BP はその手前で止まっている。機能的な線はあっても、装備品そのものには見えない。黒で選ぶと、パーツの情報量が抑えられ、街着にも合わせやすくなる。

アウトドアと都市の中間に置けるバッグは、意外と少ない。これはちょうどその中間に収まっている。

黒として

ファスナー、バックル、パーツ類まで含めてブラックで統一されている。32L という大きさのバッグを黒で揃えると、圧迫感よりも収まりの良さが出てくる。大きな黒いシルエットは、個々のアイテムを主張させず、全体を一つの塊として見せていく。

このバッグを背負っているとき、中に何が入っているかを考えない。それが理想に近い。

Author

Midnight Sector 編集部

黒い道具、EDC、日用品を、静かな選択眼で記録しています。

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